栄養不足に注意

食事はとても大切なものです。どの栄養素もバランスよく摂取することで健康が保たれ、日常生活を支障なく送れるようになります。病気に関しても、生活習慣病だけではなく、多くの病気が栄養不足により引き起こされる可能性があることがわかっています。
しかし、こと高齢者の話になると、食事に偏りが出てしまう可能性があります。

高齢者は若い人に比べ、あっさりしたものを好む傾向にあります。脂っこいものは重くて食べられなくなってしまうため、どうしても味付けを薄くし、食事の量も減らしてしまうのです。
また、認知症を発症しているのであれば、認知症の症状により味の嗜好に変化があり、偏食となってしまうこともあります。
そうなると栄養素が不足してしまい、さまざまな疾患の原因となってしまいます。また、体力も落ち気味になってしまうことから、熱中症などの危険性も増してしまいます。
高齢者の食事で不足しがちなのは、主にタンパク質、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどです。これらの栄養素は肉類や噛みにくい野菜を食べなくなってしまうことから不足してしまいます。

こういった栄養素不足を解消するためには、家族など周りの人がしっかりした食事を食べさせることが大切です。
まず基本として、肉や魚は食べやすいように柔らかく調理するようにしましょう。特に肉は高齢者が敬遠しがちな食材なので、しっかりしたタンパク質を摂るために食べさせるようにします。
ニンジンなどの根菜は固くて高齢者には食べにくいですが、ビタミンAなどの重要なミネラルが多く含まれているので、火を十二分に通して柔らかくします。その他、食べやすい工夫を施すことで、高齢者にも優しい食事を作ることができます。

あるいは、現在はデリバリーにて高齢者向けの食事を作って届けてくれるサービスも登場してきています。柔らかくて食べやすい食事を作っている時間がないというのであれば、こういったサービスを積極的に利用するのもよいでしょう。